こんにちは。かつえーです✨
さっそくですが、庶民ながら背伸びしてタワマンに住んでいた話の続きです。
実際に住んでいたタワーマンション
私が実際に住んでいたタワーマンションです。懐かしいなあ。あの頃は良かったなあ。あらためて見ると本当に立派な建物ですね。
・名称:高輪ザレジデンス タワー棟
・住所:東京都港区高輪1-27-37
・建物:47階建 地上153.90m 築13年(2018年現在)
・部屋:低層階の北東向きの1K 40㎡
・家賃:18.1万円(共益費込)
・施設:スパ、展望室、茶室、ゲストハウス、レンタサイクルなど
てな感じで非常に便利な物件です。ちなみに1階にリンコスというスーパーがあり、生活用品はだいたいここでそろいます。(ただし庶民的には食料品が高い!)
ちなみに、エントランスはこんな感じ。
一言で言うと、ホテルです(笑)これは2階のエントランスですが、写真の奥の部分からさらに左の方に広い空間が広がっています。ふかふかのソファがたくさん置いてあり、グランドピアノの自動演奏が流れます。入口すぐ横にはコンシェルジュが常駐しており、お部屋のトラブル解決から郵便・クリーニング・タクシーの手配まで何でもやってくれます。1階部分にも別途吹き抜けのエントランスホールがあります。
また私のお気に入りは共用施設のスパで、ジャグジー2つとシャワー2つ、サウナとミストサウナ、それにジムまでついた部屋が時間制で貸切にできます。下はジャグジー部分の写真です。
私は本当に20代の普通のサラリーマンです。4年目の若造です。にも関わらずこんな感じですからどんな友人や知人を呼んでもまず必ず驚かれます。こんなところに住んでるの?その歳で?どうやって?そんなことを聞かれます。ええ、そりゃあ無理してますからね😅
結果、タワマン生活は儚くも半年間で終了したわけですが、そんな中でもタワマンの良いところ・悪いところというのは見えてきます。しかも庶民目線で見たときの(ここ重要)。セレブはじめ高給取りにとったら正直当たり前の日常なのでしょう。でも私にとっては違います。私は庶民代表としてこのセレブリティのサンクチュアリに潜入し、儚く散るもこの潜入レポートをお届けしている次第でございます😎
庶民目線でみるタワマンの良いところ
- 豪華なエントランスラウンジ
- 内廊下
- 景色
- コンシェルジュ
- 共用施設
- ゴミ処理
1. 豪華なエントランスラウンジ
まずは先ほどもご紹介したエントランスの造りです。私も都内と横浜のタワーマンションはだいたい調べましたが、共通してエントランスの造りは立派です。まるで高級ホテルを思わせるようなラウンジでは、昼夜問わず優雅な時間を過ごすことができます。会社勤めの方でしたら朝の出勤前に新聞を読みながら過ごすなんていうのも素敵な使い方ですよね。
2. 内廊下
廊下が内廊下となっていることが多いのがタワマンの特徴の1つです。廊下が全て屋内に設計されていることによって雨風にさらされず清潔な空間で建物内を行き来することができます。フローリングや照明によって高級感もいっそう増します。
3. 景色
これは言わずもがなですが、タワマンからの眺望は他のそれと一線を画します。特に高層階では全てのもを見下ろすような視点となり、遥か彼方の海や山まで見えるような絶景を堪能することができます。また低層階においても大きな窓から街並みを眺めることができるので申し分ない景色を手にできます。
4. コンシェルジュ
多くのタワマンにはコンシェルジュというその建物専属のサービスマンがいます。一般的に管理会社から派遣されており、そのサービスは通常の管理人の枠を大きく超えています。インフラ系トラブルの対応や宅配、タクシー手配まで様々なサービスを提供してくれます。何か困ったら頼れる存在がいるというのはとても心強いものです。私のような若者はともかく、ご高齢の方やお子さんのいらっしゃる世帯は重宝するのではないでしょうか。
5. 共用施設
こちらは物件によって内容は様々ですが基本的に大きなタワマンほど充実しています。私の住んでいたタワマンではスパやジム、展望台、レンタサイクルといった共用施設がありよく利用していました。特に上でも紹介したスパはとても清潔で豪華な設備となっており好んで利用していました。場所によっては岩盤浴やプール、温泉といった施設を備えているタワマンもあるみたいですよ。もはや高級リゾートホテルですね。
6. ゴミ処理
ゴミ処理も大変便利です。住人共通の大きなゴミ捨て場があり、曜日に関係なく捨てることができるので楽ちんです。私の住んでいたところはなんと各階にごみを集積する部屋が設けられていたので、ものの30秒ほどで思い立った時にゴミ捨てを完了することができました。
庶民目線でみるタワマンの悪いところ
- 高額な家賃・共益費
- エレベーター待ち
- シャワーの水圧
- 近隣の店が高級志向
- 極端に高い民度
- 友人や同僚からの反応
1. 高額な家賃・共益費
あくまで庶民目線で申し上げると、タワマンに住むなら家賃・共益費の高さは覚悟しなければなりません。私の主観では1Rや1Kなら20万円、1LDKなら25万円、2LDKなら30万円以上の家賃が平均と思われます。さらに、充実した共用施設や清潔で美しい建物を維持するための共益費が2万円ほどそこに加わります。結果的に高額な月々の支払いになることは間違いありません。私の場合は、ちょうど入居者が決まらず家賃が下がったばかりの物件だったので1K40㎡で家賃・共益費合わせて18.1万円で入居することができました。もし私と同じようにタワマンへの強い憧れがあり背伸びしてでも賃貸で入居したいという方は不動産屋に条件を細かく伝えた上で辛抱強く空きが出るのを待つことをおすすめします。
2. エレベーター待ち
タワマンはその膨大な部屋数のため、朝の通勤時間などはしばしばエレベーター待ちが長くなります。低層階に住んでいた私の経験では、下に降りるのに最大3分ほどかかることがありました。大したことないようですが、もし高層階に住むことを考えると5分以上待つこともあり得るのではないでしょうか。
3. シャワーの水圧
これは住んでみて分かったのですが、一軒家や戸数の少ないマンションに比べてシャワーの水圧は控えめです。もちろん全ての物件がそうとは限りませんが、ネットでリサーチしてみるとどうやら高層階ほど水圧が弱まる傾向があるようです。ただこれはシャワーのヘッドを変えるなどの対策が取れるのでそこまで大きな問題にはならないかもしれません。
4. 近隣の店が高級志向
これも実体験に基づきますが、タワマン直結型のスーパーなどは総じてお高めの商品が多いです。私も初めてマンション直結のスーパーに買い物に行った時は、2人前のカレーの具を買っただけなのに1500円以上かかりました。野菜や肉、魚などの生鮮食品が国産メインの品揃えとなっているためです。他のタワマン事情も少し調べてみましたが結構この点は共通しているようです。まあお金を持っている人からしたら取るに足らない話で、むしろ国産の方が安全で旨くて良いということなのでしょう。なお、スーパー以外の飲食店もこれまた然りです。
5. 極端に高い民度
これは庶民代表の私ならではの悩みだったのかもしれません。要は周りの品が良すぎて逆に居心地が悪く感じることがありました。例えば、ちょっと下まで買い物に行くときにスウェット&パーカーっていうのは完全に浮きます。そんな人は私以外に誰1人として見かけませんでした。逆に、平日朝からブランド品や着物をばっちり着込んだマダム達を頻繁にお見かけしました。また、エレベーターでお会いした方は基本ご挨拶、降りる時もご挨拶。9割がこれでした。いや、挨拶をすることはとても良いことだし人として当たり前のこと。それは分かってるんです。分かってるんですけど、見ず知らずの人が老若男女問わず必ず挨拶して下さるのってすごく不思議な感じがしました。私の育ちが悪いだけでしょうかw
6. 友人や同僚からの反応
せっかく憧れのタワマンに住んだのだからたくさん知人を呼んで皆んなで楽しみたい。そう思いたくさんの友人や同僚を呼びました。自慢をしたいという気持ちももちろんありましたが、純粋にネタにもなる良い遊び場を提供できるという気持ちも強かったです。ところが、反応としては良いときもあれば一方で悪いときもありました。悪いというのはすなわち、あまりの豪華絢爛な生活ぶりに引いてしまう人がいたのです。そりゃあそうです。そんな世界とは無縁だった私は、もちろんそんな世界とは無縁な人と馬が合う人生でした。そんな人から見たら私はただの浮かれているお調子者です。もしくはもう違う世界に行ってしまった遠い存在の友人。なんだか距離を一瞬置かれたような気がして寂しい思いになったのを覚えています。
最後に
以上、タワマン生活の酸いも甘いも味わった私がその両方を赤裸々にお話してまいりました。ぶっちゃけトータルで考えると、憧れのタワマンでの生活はとても貴重な経験で人生の財産になりました。本当にして良かったと思っています。なぜなら、1つは少年の頃の自分の夢を叶えることができたからです。無理はしましたが、自分で誓ったことに自分の力で1つ応えられたことにとても満足しています。そしてもう1つは、住んでみることで自分の経済的な力及ばなさをまざまざと感じることができたからです。これはとてもプラスの意味で感じていて、これからもあらゆる仕事に精を出していつか絶対に高層階のペントハウスに住んでやるという新たな原動力を得ることができました。やっぱり男たるもの、見上げる側より見下ろす側になりたい!この世界に俺より贅沢で格好良く暮らす人がいるなんて我慢ならない!この俺がてっぺん取ってやる!・・・なんてキャラではありませんが、少なからず向上心に似た火が心に灯ったことは間違いありません。この火を大切に育ててまた形にしたいと思います。
もし私と同じようにタワマン生活に強い憧れをお持ちの方がいたら、金銭的な余裕をしっかり持った上でぜひチャレンジされることをおすすめします。タワマンはまず常人には買えません。住むなら賃貸で、期間を決めてです。一見無駄な出費のようですが、案外ネタとしても機能する貴重な経験と人生の新しいビジョンが手に入ったりするものです。特に若気の至りにはもってこいの刺激的な時間となること必至でございます。どうせ1度きりの人生、自分の欲に素直にぶつかっていきましょう!
最後に一部ですが当時の部屋の写真を載せました。間取りがとても珍しく始めはベッドの配置に苦労しましたw 大きな窓が好きで、あそこから東京タワーがいつも見えていました。1人で好きな音楽を聴きながら夜景を眺める時間は本当に至福でした。いつかまた絶対に戻ろう。次はどんなタワマンに住もうかな。ひとまず高層階は外せないな。考えるほど楽しくてやる気が湧いてきますね!